忍者ブログ
名古屋の税理士法人アズールです。 今年は東日本大震災のために寄附をした方が多いと思います。その場合、通常は寄附金控除をして税負担の軽減を受けられます。 平成23年分確定申告に当たり、アズールではそんな皆様の、「電子申告」のお手伝いをいたします。
[1] [2]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

はじめまして、B(仮名)です。
Aさんに書いてみないかと言われたので参加することになりました。
きっかけは私もAさんと同じです。東日本大震災に当たって寄附を行ったのですが、その分税金が安くなると聞いて、確定申告をしてみようと思いました。

普段の年なら医療費控除と株式の配当があるので父が確定申告をやっているのですが、今年に限ってなかったのでついていくということもできないし、どうしようかなと思っていました。
私の家のあたりでは、車で30分ぐらいの複合施設でやっていて、確定申告というと
 わさーっと人が集まって税務署の職員の方と相談している・・・
 お給料+医療費+配当程度の父では相談の隙も突っ込まれる余裕もなくほぼ問題なく終わる・・・
 でも平日にお休みを取って長い待ち時間覚悟でいかなくちゃいけない・・・
というイメージでした。

そうしたところ、Aさんからe-Taxはいかがかという話が。
最近いろいろな役所での手続きがネットでお願いできるようになっていますが、税金関係の申告もそれが出来るということでした。
なんとなくプロの人用っぽいと思っていましたが、機械を用意して住基カードがちゃんと使えれば誰でもできるという。しかも今なら私の場合ちょっとお得だとか。
さらに、書類をきちんと揃えて自分で入力するならセッティングしたパソコンなどを貸してもらえるということで、ならネットで確定申告やってみようというつもりになりました。


しかし、問題が。
私、住基カード持ってません。地元の役所は平日9時5時に市役所窓口まで行かなければカードをくれないそうです。
偶然ですが、月曜午前半休取ってましたので、まずは取りに行ってきます。
また経緯についてはここでご報告します。
PR
2  e-Tax用電子証明書の準備
a 住基カードをお持ちでない方

 
 月曜の朝です。10時から歯医者さんの予約があったので、その前に市役所によってきました。

 9時ちょっと前に市役所の受付へ。記入台に住民票とか所得証明の書類はあるのに住基カード分はありませんでした。変だな、と思って受付で聞くと、用紙は表にはだしていないとのこと。聞いてみてよかったです。

 さて、書類に記入。顔写真無を選んで、住所、氏名、ふりがな、生年月日、電話番号。
 それから「e-Taxですか?」と聞かれたので、「そうです」と答えたら電子証明書の書類も渡されて同じ内容を記入です。そうそう、電子証明書を忘れるなと言われてました。
 私の地元は、運転免許などの顔写真入り身分証明書ともう一つ、なにか本人確認ができる書類があれば、その場で住基カードがもらえるということでした。そこで運転免許証と健康保険証のコピーを取ってもらい、番号札を渡されて、「15分ほどお待ちください」ということになりました。

 待つこと5分。

 「56番の方ー」と呼ばれ、あれ、早すぎない?思いながら寄っていくとパソコンを示され、まずは住基カード自体のデータをカードに載せるために暗証番号を入力。5分ほどして今度は電子証明書の暗証番号を入力。また5分ほどで呼ばれ、住基カードの登録料と電子証明書で500円ずつ、計1000円を支払って、それで終わりでした。
・・・早い時間ですいていたとはいえ、速かったです。9時15分には帰れました。歯医者さんに寄って、帰りに取りに来ることも考えていたのに。

 住基カードは銀行のIC入りキャッシュカードより微妙に薄く、運転免許証より厚い感じでプラスチック製でした。 市役所の方の説明では、このカードでe-Taxのほか、印鑑証明などをとったりできるけれど、よそに引っ越してしまうと今のカードは使えなくなってしまう(今ちょうど制度改正の議論をしていていずれ共通になる可能性はある)とのこと。そういうものなんですね。
 保険証同様本人確認に使われるものなのですから、なくさないように気を付けます。

が、しかし問題が。寄附した分の領収書で、12月にした分がまだ来ていません。・・・どうしたらいいのかな。寄付先に聞いてみます。

 かかった費用:住基カード取得      500円              
          電子証明書データ取得  500円   計1,000円 
 
  寄附金の領収書について問い合わせたところ、1週間ほどで届きました。今ならまだ混雑具合はましなのでしょうか。
 
 送信は機械を借りてするとして、とりあえず入力できるところまでやってみようということでいろいろそろえて準備です。
〔用意した書類など〕
・住基カード  ・源泉徴収票  ・寄附金の領収書  
・還付を受ける銀行口座のキャッシュカード
 ・生命保険控除のメモ(控除証明書自体は会社に提出しています)
 
 まずは国税庁の申告書作成コーナーのページへアクセスしました。
https://www.keisan.nta.go.jp/h23/ta_top.htm
 
書面とe-Taxの二択の画面が出たのでe-Taxを選択。すると「e‐Taxを行う際の確認事項(準備編)」というページに出ました。なんだかいろいろダウンロードしなくてはいけないということで全部取りまとめてダウンロードできるというボタンを選択。
そのあと確認画面もちゃんと出たので一番下から入力へ移りました。
 
次は「e‐Taxを行う際の確認事項(登録編)」でした。ひととおりのことを入力し、暗証番号を決めて送信すると「利用者識別番号」等がもらえました。ここでこの番号がわからなくなると大変だということで印刷しておきました。
すると、電子証明書の登録へ行くことになっているようです。でもICカードリーダがまだ手元にないのでこれは後にして、一旦戻って利用者識別番号の有無を聞かれていた「e‐Taxを行う際の確認事項(登録編)」の最初のページへ。そこから「利用者識別番号をお持ちの方」を選びます。
該当する情報がありませんと言われてしまいますが、そのまま確定申告書作成ページへ行って入力を開始します。

ちょっと長くなったので今日はここまで。続きは入力からです。
前回の続きです。書き忘れていましたが、ここまでで大体15分くらいでした。
 
 給与所得を一カ所から受けている人を選択すると、次のページで源泉徴収票の内容を入力。どうやら私の場合、生命保険は源泉徴収票に書いてある通りなので他で入力する必要はないようです。
源泉徴収票を入力し終わると下の方にその他の事項の入力ボタンの中に寄附金についてのボタンがあったのでそこを押します。
 金額や寄附先の住所・法人名(日本赤十字社)を入力し、東日本大震災あてのチェックをして送信。すると、もとのページに戻り、自動で税額が計算されてきました。
 
 あとは表示のままにすすんで、電子申告の控除をうけるにチェックマークをつけて、還付先の銀行口座を登録すると、私の確定申告書が完成です。これが私の去年の会社や社会経済からの評価なんだなあと印刷して見返してみました。
 
 3ページあって、1枚目には申告書等送信表とありました。提出書類等のご案内というところを確認すると、右側の郵送等という欄にチェックはないので領収書などは実際には出さなくてよいようです。2枚目は申告内容確認表Aという題で、右上に受付日時と受付番号が出ていて、3枚目も日時番号が載った申告内容確認表Aで、右に第2表とあります(2枚目も見返すと第1表とありました)。還付金額は6,400円、住民税の控除が50,000円。こういうふうなんだなあと思ってUSBに保存しました。
 
 これでだいたい20分弱、利用者識別番号を受けるところからでトータル30分ちょい。
 入力と送信は結構軽快にできているので(まだe-Taxのサイトがすいているのかな)30分はちょっとゆっくりなくらいだと感じます。イレギュラーな順番で作業しているせいで時間がかかっているのかなと思います。
 
 あとは電子申告本番を待つばかり。申告書のデータ保存をし、新品のUSBメモリに保存して、それと住基カードや利用者識別番号なんかの印刷したばかりのものを一緒にフォルダに入れてもって行けるように準備しました。
 
 と、ここで気が付きました。
 私、赤十字の寄附のところ、東日本大震災義援金と書いていません。「事業資金として」とあります。…間違えました!インターネットで寄附したときにチェックしたところが違ったようです。
 やり直しです。
 さて、やり直しです。今度は寄附金のところを東日本大震災以外の寄附のところにしました。
 するといろいろ選択肢が出てきました。どれかよくわからなかったので領収書のはがきに書いてあった東京の赤十字寄付担当の連絡先に電話しました。そこで公益社団法人等寄附金特別控除というところにチェックをするよう言われました。
 お礼を言ってチェックをし、そのまま他は変更なく進みます。

 最後まで行って保存をする前に、昨日と同じ確認用の画面を見てみました。すると今度は4ページ、昨日と同じ送信表と申告内容確認表Aの第1表と第2表、そのあとに昨日はなかった
   「公益社団法人等寄附金特別控除額の計算明細書」
というのがついています。なんだか順番に寄附金が計算されている手順がわかります。

 もう一度第1表を見ると、還付金額が18200円とあります。
 あれ、えらく還付金額多いなと思ってみると、住民税のところにあった50,000円の寄附金税額控除というのはなくなっています。
 そうか、ここが違うのだなあ…ちゃんと東日本大震災の義援金で寄附して控除される金額よりも、事業で寄附して還ってくる金額のほうがが少ないんだな。でも献血とかしているし、いつか事故にあったときに輸血で助けてもらうかもなのでまあ良いやとも思います。
© [ BLUE MIRAGE - bm-grass ] 忍者ブログ [PR]